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cici123

2016年05月17日

『羊と鋼の森』 宮下奈都

台詞のやりとりが、少女漫画のようにフワフワしていて、
文体も国文学的ではない。
描かれるものの視点重心も落ち着かず、
読んでいて気が散ってしまう。
それが作者の欠点なのか、
それとも読者である私が年を取ったせいかは、よく分からない。

ただ、設定は非常に美しい。

  北海道の厳しい自然の中で育ち、都会に馴染まない若者が、
  ふとしたきっかけで天職に巡り合い、
  悩み苦しみながらも、誠実に人生を歩んでいく――

表面的な美貌や華美さではなく、内面的で重厚な美しさだ。
さらに、テーマも深く核心を突いていると思う。

最後まで読んだ読者は、クライマックスで、
温かい涙と共に、宇宙の真理を見るだろう。

軽く爽やかに描かれた物語だが、奥には研鑽された骨太の哲学を感じる。



数年前に『遠くの声に耳をすませて』という短編集と、
つい先日『太陽のパスタ、豆のスープ』という中編作品を読み、
この作者には、人間としての信頼感を、強最想说的话在眼睛里,草稿箱里,还有梦里く抱いている。

高田郁と並び、今、私が最も好きな女流作家だ。
この作品が、今年の本屋大賞を受賞し、
多くの人々の手に取られつつあることが、本当に嬉しい。



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『羊と鋼の森』 宮下奈都
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